FND appをダウンロード Android Aapp IoS App
FNDのリンク集 フィードバック ご寄付 言語
  • 日本語
Home / 治療 / 言語聴覚療法

言語聴覚療法

言語療法に関する国際的なコンセンサスのある推奨事項はこちら

このページは、Laura McWhirter氏(University of Edinburgh)とJan Baker氏(Flinders University, South Australia)の協力により作成されました。

言語聴覚療法とは?

言語療法士(米国ではSpeech Pathologistsと呼ばれています)は、医療専門家です。コミュニケーション、摂食、飲水、嚥下などに関するさまざまな問題を評価し、治療します。

言語療法士とFNDの診断

言語療法士は、発声や嚥下時の口や喉の構造や動きを調べる専門家です。例えば、喉の声帯を観察するための特別な機器を使用することができます。 また、言語聴覚士は、音や言葉、言語の問題の原因を聞き出し、理解する専門家でもあります。

言語療法士がFNDの診断にどの程度関わるかについては、世界的に見ても多少の違いがあります。言語療法士が単独でFNDの診断を下すこともあります。また、神経科医(または耳鼻科医、呼吸器科医)がFNDの診断を下す際に、彼らの特別なスキルが役立つ場合もあります。

FNDの言語や嚥下の治療

治療の種類は、あなたに認める症状の種類によります。

言語療法士から、あなたが言葉を形成する上での簡単な音を作るように指導されるかもしれません。 また言語療法士は、通常の会話や嚥下を妨げている呼吸パターンや筋肉の緊張にあなたが気づく手助けをするかもしれません。その後、言語療法士は、日常生活において、より正常な声、話し方、飲み込み方ができるように手助けをするかもしれません。

FNDの言語や音声の症状は、最初の治療セッションでもすぐに良くなることがありますが、他のケースでは、数回のセッションが必要になることがあります。治療が終わるころには、治療者と一緒に、症状が再び出てきたときに何が役立つかを計画しておくとよいでしょう。

臨床チームとしての言語療法士

言語療法士は、臨床チームの他のメンバーとともに仕事をします。他のFNDの症状がある場合、言語療法士だけでなく、神経科医、理学療法士、作業療法士、精神科医に診てもらうことがあります。場合によっては、心理学などの他の治療に参加するために、まず言語療法を受けることが最善かもしれません。また、言語療法士にしか診てもらえない人もいます。

再発防止策を考える

症状は一度良くなっても再発することがあります(常にではありませんが)。言語療法で最初に良くなったのであれば、同じコツやテクニックを使って元に戻ることが多いでしょう。時には、言語療法士にもう一度会って、もう少し治療してもらうことも有効かもしれません。

[翻訳者:是木明宏]