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全て試したのだけど、、

このサイトに書かれていることをすべて試しても、数ヶ月経っても良くならない場合、これからどうしたらいいのでしょうか?

FNDの人すべてが改善するわけではありません。

人によっては、多種多様な機能性の症状や障害に対して、生涯にわたって脆弱であることがあります。ある症状が良くなると同時に、それに代わる新たな症状が現れるようです。このような状況は特に意気消沈させます。いつも病院に通っているのに、検査は通常正常であるため、「心気症」のように感じ始めることもあります。

医師や他の医療専門家が最善を尽くし、あなたも最善を尽くしたのであれば、それは慢性疾患である可能性があります。そうなると、何よりもQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を重視し、ベストな生活を送るための方法を見つけることが優先されるかもしれません。

長い間症状があるからといって、ずっとその症状が続くわけではありませんし、年齢を重ねるにつれて症状が薄れていくこともあります。

医師は、このことを患者さんに説明するのが難しいことがあります。ダメージがないのだから、患者さんは必ず良くなるはずだと考えることもあるようです。しかし、これは正しくはありません。

私たちはエジンバラで、四肢の脱力を引き起こすFND患者を対象とした、これまでで最も長い追跡調査のひとつを行いました。

診断から14年後に連絡したところ、多くの人がまだその症状を持っていました。

なかなか改善しない自分を責めてはいけません。かかりつけの医師は、あなたの状態を観察するために、あらかじめ計画した間隔で受診するよう、あなたと取り決めるかもしれません。例えば、薬物療法を最適化することや、一般的な健康状態をモニターすることが重要かもしれません。

ごく少数の患者さん(5%未満)は、診断が正しく行われなかったために、病状が改善されないことがあります。診断を見直すことが重要な場合もありますが、大多数の患者にとって、すでにFNDという正しい診断がついているにもかかわらず、別の診断を探そうとして繰り返し挫折することも、大きなダメージとなりえます。多くの人は、このような度重なる調査や診察が、改善が見られない理由の一つになっています。多発性硬化症やパーキンソン病など、誰もが耳にしたことのある病気であればなおさら、自分の症状がそのような病気のせいであるかのように感じてしまうことも理解できます。

長期に渡る症状と付き合っていくことは大変なものです。神経疾患やその他の長期疾患を持つ人々のための支援ネットワークが近くにありますか?あなたが最高の人生を送るためのサービスを見つけることができるかもしれません。

[翻訳者:是木明宏]