疲労、倦怠感、エネルギー不足は、FNDの患者に非常によく見られる症状です。典型的なFND患者は、ごくわずかな活動をした後に、どんどん悪化する疲労を経験します。その直後か、時には翌日も。
多くの場合、より明白な症状があるにもかかわらず、FND患者の多くは、日々の生活を本当に妨げているのは疲労と倦怠感であると言います。いくつかの研究によると、疲労は、多くのFND患者にとって、生活の質を決定する唯一で最も重要な要素であることが示されています。
このような状況における疲労は、神経系機能の問題に関連した別の症状であると考えることもできます。
CFS/ME(慢性疲労症候群/筋痛性脳脊髄炎)は、世界中の国家機関や国際的な保健機関によって、本物の病気であると認識されています。
このウェブサイトは、CFS/MEについて詳しく説明するためのものではありません。
疲労は、不安障害やうつ病の一部として生じることもありますが、不安障害やうつ病でなくても、持続的で激しい疲労を 感じることがあるということは重要なことです。うつ病になると、物事に対する興味や喜びを感じられなくなる快感消失(anhedonia)という症状が現れますが、これは疲労と混同されることがありますが、これらは別のものです。
疲労は、他の多くの疾患の特徴でもあります。特に重要なことは、以下のような治療が可能な一般的な原因について考えることです。
詳しくは、NHSのウェブサイトをご覧ください。
Henrik Vogt 博士は、ノルウェーの一般開業医であり、 機能性障害の研究に従事しています。
CFS/MEでは、持続的で障害となる疲労を認め、通常、 集中力の欠如など他の多くの症状を伴います。ネット上には、CFS/ME がいかに恐ろしいもので、長く続くものであるかを示す個人的な体験談や団体が多数存在します。
しかし、CFS/ME を患う患者は、そこから学べるような症状回復の体験談を見つけることが困難だと思っています。
Vogts博士のウェブサイトRecovery Norway – www.recoverynorway.org – は、このウェブサイトの読者にとって参考になるような改善事例を公開しています。
[翻訳者:是木明宏]
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